第12話 銀河が哭いた! 最後の左

□聖闘士星矢 海皇再起 RERISE OF POSEIDON
　第12話 銀河が哭いた! 最後の左


カノンは、ポルクスに勝つためには、死中に活を見出す他にはないとし、
ハーデス戦で、アテナが黄金の短剣で自害し、冥界に赴く一幕を追憶。
カノンは、ポルクスがエイトセンシズにより、実体を消していると推測。
生と死を超えたエイトセンシズが使者の世界へ行けるのならば、逆も然り。
死者、即ち霊魂の性質を現世へと持ち込み、生身の肉体を亡霊の如くに
変化させることも可能なのではないとかと。ポルクスは、肯定します。
しかし、理屈が判ろうとも、指一本触れられぬ現実には、変わりないと。
カノンは、かつての戦いで、第八感に目覚め、冥界へと乗り込んでいる。
言わば、一度は、お前の領域に入門済みだと、勝機を見出します。

カノンは、小宇宙を再燃させますが、ポルクスの応酬が続き、倒れます。
ポルクスは、勝利を確信しますが、マスクが飛ばされ、左頬に裂傷が。
カノンは、次は確実に急所をブチ抜くとしますが、ポルクスは、この拳は、
神話の時代より逃れた者はひとりとしていないと、鬼火が顕現します。
その鬼火は、カノンへと絡み付き、セントエルモスファイヤーを放ちます。
カノンは、頭から地面へと落下しますが、ポルクスの腹部にもダメージが。
ポルクスは、カノンが身を躱しながらカウンターを返していたのかと。
ポルクスは、カノンが既に第八感に目覚め、自分の域に肉迫しているとし、
一刻の猶予もならないと、次の必殺技を放とうとしますが、カノンは、
渾身のギャラクシアンエクスプロージョンで、ポルクスを吹き飛ばします。
が、拳撃は、ポルクスを形作る原子の隙間を吹き抜け、カノンの背後に。
ポルクスは、決定的なダメージを与えなければ、勝負の行方は動かないと、
最後にしようと、必殺の拳撃を放とうとしますが、氷壁に遮られます。

クラーケンのアイザックが現れ、カノンに、カーサを連れ、離れていろと。
カノンは、アイザックを殴り、何故一直線に敵の本丸を目指さないと叱咤。
戦場にあっては、常にクールでいろ。私情のために大義を見失うなと。

カノンとポルクスは、再び対峙しますが、ポルクスの攻勢は変わらず、
連撃でダウンしたカノンに、セントエルモスファイヤーが放たれます。
カノンを守るように海龍の鱗衣が現れ、真鱗衣へと姿を変えます。
カノンは、オレのような輩を許し、生かしてくれた数々の恩に報いるため、
最後の最後まで諦める訳にはと、ギャラクシアンエクスプロージョンを
左拳の一点に集中させ、渾身のギャラクシアンファントムを放ちます。
剣崎のファントムは、惑星でしたが、カノンは、それが砕け散っています。
カノンの拳撃は、眼前の床を削り、ポルクスに涼風を吹かせる程度でした。
ポルクスは、肩透かしを喰らい、カノンの必殺技を嘲笑しますが、
カノンは、死にたくなければ、一歩も動くなと、ポルクスに背を向けます。
ポルクスがカノンを追おうとすると、ポルクスは内部から破壊されます。
拳撃のエネルギーがポルクスの体内に充満し、荒れ狂い、喩えるならば、
ポルクスの身体は、火薬庫も同然となり、少しの衝撃で、大爆発を起こすと。
一輝の鳳凰幻魔拳を受けた那智のイメージのような爆発っぷりでした。

その頃、ネメシスの神殿を、セイレーンのソレントが来訪します。