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Channel: コキュートスの記憶
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ガンダムバンディエラ 第35話

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□機動戦士ガンダム バンディエラ
 第35話


レプスのユニフォームを着る人物が左腕を上げ、ユーリーに指示します。
ユーリー中尉は、彼──キイドが何を言っているのか聞こえないようです。
ユーリー中尉が無意識に上げた右腕を、セリダ一等兵が掴みます。
セリダ一等兵は、魘されているユーリー中尉の声を聞き、入室したらしい。

彼女は、艦長からの伝言をユーリー中尉に伝えます。
北米キャリフォルニア基地でのパレードが壊滅状態となり、
また、南米ジャブロー基地への降下作戦も失敗に終わります。
レプス隊の地球での任務は無くなり、解隊もあり得るとのことです。
で、同隊は、明後日に宇宙に戻ることになり、月面グラナダ基地へ。
ユーリー中尉の新型機受領も同基地で行われる手筈のようです。

月の兎とは、東洋の神話で、献身を意味すると言う。
人のために戦う彼に相応しい場所ではないか、とマ・クベ大佐は語ります。
マリガン中尉は、一介のサッカー選手に、肩入れをなさるのですか?と。
マ・クベ大佐は、我々宇宙移民に取って、後の文化的隆盛を担う人材が
無駄に命を落として行くことを由としないだけだ、と答えます。

ウラガン中尉は、それならば、何故あの機体をご用意されたのですか?と。
マ・クベ大佐は、私は見てみたい気もしているのだよ。
果たして彼が…人と違う素質を持った人間が、
他の不遇なパイロットとは違う動きをする所とを…。
これは、私の武人としての血が騒ぐからかも知れんと語ります。
ウラガン中尉は、何らかの素質を見込んでおられるのでしたら、
キシリア様の例の機関への報告は宜しいのですか?と上申します。

マ・クベ大佐は、くだらん!とはっきりと言い放ちます。
あんな研究は、先人への冒涜に他ならぬ。全くの別問題だと断じます。
ただ、既に目を付けている者がいるだろうなとも独り言ちます。

セリダ一等兵は、心理カウンセラーで、隊長のメンタルケア要員ですが、
パイロットとして部隊に派遣されたことが不可解なんだそうです。

セリダ一等兵は、ユーリー中尉が呟いていたキイドに付いて訊ねます。
彼は、周りを見る目もあり、キャプテンには、彼が相応しかったと。
ユーリー中尉は、彼が負けたことを責めているのかとも考えましたが、
どうも得心がいかないようで、彼が言っていた言葉を考えます。
セリダ一等兵は、ひとりで抱え込むなって言っていたのではと話します。
また、クラウデン少尉も養生のため、宇宙へ上がるということも伝えると、
ユーリー中尉は、笑顔を見せます。
彼の笑顔を見て、セリダ一等兵は、クラウデン少尉の前みたいに、
私の前でも、笑ったり泣いたりして欲しいと伝えます。

セリダ一等兵は、某所に連絡を取り、ユーリー中尉の現状を話します。
彼女のユーリー中尉の役に立ちたいという想いを聞いた向こうの人物は、
ふたりで、フラナガン機関に出向して欲しいと伝えて来ます。

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