ガンダムサンダーボルト 第96話

□機動戦士ガンダム サンダーボルト
　第96話 邂逅⑧

ダリルのザクは、ビリーのズゴックＥを翻弄し、
バックパックや胸部を次々と破壊していきます。
余りにも一方的な戦況を見たカウフマンは、
管制室のセクストンに模擬戦を止めるよう指示。
セバスチャンもダリルに制止を呼びかけ、
ビリーに戦闘から逃げるように通信を送ります。
ザクのヒートホークがズゴックＥに迫りますが、
模擬弾が飛来し、ダリルのザクに命中します。

カーラは、模擬戦を見て、表情を曇らせます。
クローディアは、サイコザクを正しく使うため、
カーラの協力が必要だと彼女に話します。

先刻の模擬弾を発射したのは、ザクタンクで、
機体には、僧正と操縦士が搭乗していました。
僧正は、破壊する快楽に溺れてはいけないと、
ダリルを諭すのですが、ダリルは答えて、
アンタの駒として戦えれば良いと返します。
僧正は、お前を信頼し、ついてきた仲間たちを
死地への道連れにするのかとダリルに訊ねます。
ダリルは、模擬戦場を振り返り、ハッとします。

また、僧正は、カーラが目覚めたことを伝え、
ふたりで、これからの道を話し合いなさいと。
そして、ダリルに使命に目覚めろと語ります。

帰還後、ダリルはビリーたちに謝罪いたします。
彼らも快く許し、カーラが目覚めたことを知り、
早く会ってきなとダリルを促します。

ダリルのザクは、模擬戦でフレームもガタガタ。
整備長らしきドミトリーが檄を飛ばします。
ドミトリーは、同僚のボースン、カーターにも
整備マニュアルを配れと急かしますが、
昔組んだのと同じで、頭に入ってると答えます。
また完璧な状態で、ダリル少尉を送り出そう、
それが俺たちの恩返しだと語り合います。
が、南洋宗の行動には、疑問があるようです。

カーラは、料理の支度をし、
そこへ、花束を持ったダリルが帰宅いたします。