□機動戦士ガンダム ラストホライズン
第12話 点が結ぶ秘宝
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レオ中佐たちのフィアット?を追うジオン軍は、到頭発砲して来ます。
助手席のレオ中佐は、地図を見て、地下駐車場のあるビルを指示します。
が、車の前方にザクが現れ、機関銃を持った手で行く手を塞ぎます。
ハンドルを握るレミアは、防護柵を乗り上げ、下道に逃げ込みます。
丁度、彼らを追っていた女性の車と併走する状況になり、彼女は、
次の交叉点で車から飛び降りてと叫びます。彼女は、元市長の使者らしい。
レミアは、ハンカチのお礼だと言い、レオ中佐も借りは必ず返すと約束。
レオ中佐たちは、車から脱出し、レミアは、ジオン軍の囮になります。
レミアは、隘路に逃げ込み、折を見て、車を後退させ、そのまま脱出。
追跡して来ていたジオン軍の車両は、逃げ場が無く、追突します。
レオ中佐たちは、元市長の使者に連れられ、豪邸に案内されます。
使者の女性は、デイナと名乗ります。因みに、偽名だそうな。
レオ中佐たちは、早速、元市長に面会し、イセリナの話を聞かされます。
彼女は、完全に脳死が確認され、回復の見込みは皆無のようですが、
その肉体は、まだ生きていて、冷凍保存されていると、元市長は話します。
で、イセリナと共に、妻の眠る彼女の故郷に赴き、娘を弔いたいと。
レオ中佐は、イセリナはどこに?と訊ねると、ある医師の所にいると。
その医師が、アルベルト・ギーゼという人物だと言います。
北米キャリフォルニアベース──
レミアたちは、休暇が打ち切られ、緊急の呼び出しを受けます。
テオ少佐曰く、司令部から緊急出動要請があり、連邦軍のMS部隊が、
隠密作戦で北からジオンの勢力圏に侵入して来ているとのことです。
ランスのこの基地が狙われているのか?に対しては、違うとの答えが。
情報部によると、要人が重要貨物と共に、亡命を図る可能性があり、
潜入部隊の目的は、その要人を受領することだと推測されていると。
我々の使命は、亡命犯の拘束、もしくは殺害し、その貨物の確保だと。
シンが亡命犯が誰で、重要貨物が何なのかという質問に対しては、
駒の仕事は、考えることではなく、指示に従い、任務を完遂することと。
ブリーフィング後、レミアは、個別に呼び出しを受けます。
先程、ハリウッドで、連邦のスパイらしき者の追跡騒ぎがあり、
その内のひとりの風体が、レミアに酷似しているとのことで、
何か心当たり、もしくは、申し開きはあるかと訊ねられます。
レミアが応答に困っていると、リィスが助け舟を出し、
あたしたちと合流し、呑んでいましたと、代わりに答えます。
テオ少佐が、事実かと訊ねると、リミアは、はい!と答えます。
そこへ、下士官からの報告があり、リミアたちは、解放されます。
リミアは、リィスたちに礼を言うと、彼女は、貸しにするつもりはなく、
さすがに連邦に手を貸す程の馬鹿じゃないでしょうしと答えます。
ランスも横暴な隊長サマへの軽い意趣返しって感じだと笑います。
リミアは、下士官からの報告の中に、アルベルト医師の名があり、
レオ中佐たちが亡命事件に関わっているのではないかと考えます。
レオ中佐は、元市長の話を聞き、あることに思い至ります。
ザビ家の親衛隊が躍起になって探しているのが、アルベルト医師だと。
彼がザビ家の宝の在処を知る者として、親衛隊に追われているのは、
ガルマが愛した女性の亡骸だからではなく、妊娠していたためだと。
レオ中佐が確認すると、元市長もザビ家の血を引く赤ん坊だと首肯。
リミアのラストは、ほぼ無傷のジムが手に入り、損傷箇所以外も換装。
僅からながら出力も向上している筈だと、整備士が説明します。
デイナが車庫で車の整備をしていると、レオ中佐が話し掛けます。
デイナは、エンジニア系で、カリフォルニア工科大学に籍があり、
現在は、休学中なんだそうです。戦争の所為かも知れません。
レオ中佐は、元市長の話に付いて、どう思ったかと、彼女に訊ねると、
デイナは、人ひとりを脱出させるだけなら、色々とやり方はあるが、
そんな大層な荷物があるからこんな大事になってるんだと納得だと。
指定された大きさのトラックの調達など、面倒だったと話します。
用意した大型貨物輸送の許可証があれば、ジオンの占領区域内は、
ノーチェックで、外に持ち出すことに較べたら、チェックも甘いと。
デイナは、報酬のために今回の仕事に従事していると言います。
ジオンのやり方は気に食わないが、孤児の自分に連邦が何をしてくれる
訳でもないので、消極的な連邦派で、ザビ家の宝とかはどうでも良いと。
また、彼女は、宇宙船、それも惑星間航行できるようなデカい船の
エンジンを造りたいと、絶対にフォン・ブラウンに上がってみせると。
これを聞き、レオ中佐は、フォン・ブラウン工科大学の研究室に、
伝手があると話し、それを報酬に、デイナに何かしらの依頼をします。
テオ少佐のドム、リミアのラスト、ランスのザク、リィスのザク、
シンのザク、メリーアの旧ザクは、偵察部隊が戻るまで、待機に。
リミアは、これまでの情報から、亡命者がエッシェンバッハ元市長で、
重要貨物がガルマの子を身籠もったイセリナではないかと、危惧します。
デイナのトラックに重要貨物が積まれ、レオ中佐たちも行動を開始。
第12話 点が結ぶ秘宝

レオ中佐たちのフィアット?を追うジオン軍は、到頭発砲して来ます。
助手席のレオ中佐は、地図を見て、地下駐車場のあるビルを指示します。
が、車の前方にザクが現れ、機関銃を持った手で行く手を塞ぎます。
ハンドルを握るレミアは、防護柵を乗り上げ、下道に逃げ込みます。
丁度、彼らを追っていた女性の車と併走する状況になり、彼女は、
次の交叉点で車から飛び降りてと叫びます。彼女は、元市長の使者らしい。
レミアは、ハンカチのお礼だと言い、レオ中佐も借りは必ず返すと約束。
レオ中佐たちは、車から脱出し、レミアは、ジオン軍の囮になります。
レミアは、隘路に逃げ込み、折を見て、車を後退させ、そのまま脱出。
追跡して来ていたジオン軍の車両は、逃げ場が無く、追突します。
レオ中佐たちは、元市長の使者に連れられ、豪邸に案内されます。
使者の女性は、デイナと名乗ります。因みに、偽名だそうな。
レオ中佐たちは、早速、元市長に面会し、イセリナの話を聞かされます。
彼女は、完全に脳死が確認され、回復の見込みは皆無のようですが、
その肉体は、まだ生きていて、冷凍保存されていると、元市長は話します。
で、イセリナと共に、妻の眠る彼女の故郷に赴き、娘を弔いたいと。
レオ中佐は、イセリナはどこに?と訊ねると、ある医師の所にいると。
その医師が、アルベルト・ギーゼという人物だと言います。
北米キャリフォルニアベース──
レミアたちは、休暇が打ち切られ、緊急の呼び出しを受けます。
テオ少佐曰く、司令部から緊急出動要請があり、連邦軍のMS部隊が、
隠密作戦で北からジオンの勢力圏に侵入して来ているとのことです。
ランスのこの基地が狙われているのか?に対しては、違うとの答えが。
情報部によると、要人が重要貨物と共に、亡命を図る可能性があり、
潜入部隊の目的は、その要人を受領することだと推測されていると。
我々の使命は、亡命犯の拘束、もしくは殺害し、その貨物の確保だと。
シンが亡命犯が誰で、重要貨物が何なのかという質問に対しては、
駒の仕事は、考えることではなく、指示に従い、任務を完遂することと。
ブリーフィング後、レミアは、個別に呼び出しを受けます。
先程、ハリウッドで、連邦のスパイらしき者の追跡騒ぎがあり、
その内のひとりの風体が、レミアに酷似しているとのことで、
何か心当たり、もしくは、申し開きはあるかと訊ねられます。
レミアが応答に困っていると、リィスが助け舟を出し、
あたしたちと合流し、呑んでいましたと、代わりに答えます。
テオ少佐が、事実かと訊ねると、リミアは、はい!と答えます。
そこへ、下士官からの報告があり、リミアたちは、解放されます。
リミアは、リィスたちに礼を言うと、彼女は、貸しにするつもりはなく、
さすがに連邦に手を貸す程の馬鹿じゃないでしょうしと答えます。
ランスも横暴な隊長サマへの軽い意趣返しって感じだと笑います。
リミアは、下士官からの報告の中に、アルベルト医師の名があり、
レオ中佐たちが亡命事件に関わっているのではないかと考えます。
レオ中佐は、元市長の話を聞き、あることに思い至ります。
ザビ家の親衛隊が躍起になって探しているのが、アルベルト医師だと。
彼がザビ家の宝の在処を知る者として、親衛隊に追われているのは、
ガルマが愛した女性の亡骸だからではなく、妊娠していたためだと。
レオ中佐が確認すると、元市長もザビ家の血を引く赤ん坊だと首肯。
リミアのラストは、ほぼ無傷のジムが手に入り、損傷箇所以外も換装。
僅からながら出力も向上している筈だと、整備士が説明します。
デイナが車庫で車の整備をしていると、レオ中佐が話し掛けます。
デイナは、エンジニア系で、カリフォルニア工科大学に籍があり、
現在は、休学中なんだそうです。戦争の所為かも知れません。
レオ中佐は、元市長の話に付いて、どう思ったかと、彼女に訊ねると、
デイナは、人ひとりを脱出させるだけなら、色々とやり方はあるが、
そんな大層な荷物があるからこんな大事になってるんだと納得だと。
指定された大きさのトラックの調達など、面倒だったと話します。
用意した大型貨物輸送の許可証があれば、ジオンの占領区域内は、
ノーチェックで、外に持ち出すことに較べたら、チェックも甘いと。
デイナは、報酬のために今回の仕事に従事していると言います。
ジオンのやり方は気に食わないが、孤児の自分に連邦が何をしてくれる
訳でもないので、消極的な連邦派で、ザビ家の宝とかはどうでも良いと。
また、彼女は、宇宙船、それも惑星間航行できるようなデカい船の
エンジンを造りたいと、絶対にフォン・ブラウンに上がってみせると。
これを聞き、レオ中佐は、フォン・ブラウン工科大学の研究室に、
伝手があると話し、それを報酬に、デイナに何かしらの依頼をします。
テオ少佐のドム、リミアのラスト、ランスのザク、リィスのザク、
シンのザク、メリーアの旧ザクは、偵察部隊が戻るまで、待機に。
リミアは、これまでの情報から、亡命者がエッシェンバッハ元市長で、
重要貨物がガルマの子を身籠もったイセリナではないかと、危惧します。
デイナのトラックに重要貨物が積まれ、レオ中佐たちも行動を開始。